敷地:
敷地は横浜市中区麦田町. 横浜の中心街から車で十分程度. 都市計画道路に面した角地である.
かつてその名のとおり麦畑が広がっていたというこの地区には段丘が島のように点在している.
現在宅地開発が進み住宅が頂上まで犇めき合っていて判りにくいが,
高台に登ると起伏に富んだこの土地の特性を容易に掴むことができる.
道路は段丘の間を縫うように延び, 町がそれに寄り添うように広がっている.
段丘に阻まれて港は見えないが, 海辺の街に独特の明るさが感じられる.
クライアントは麦田町に開業してから80年余りになる薬局のオーナー.
老朽化が進んだ平屋の薬局を取り壊し, 新たに建築する.
条件は従来とおりに路面を薬局とし, 上階に共同住宅とテナントスペースを設けること.
そして北側に隣接するクライアント邸への影響を極力抑えることであった.





